トルマリンジュエリーは、鮮やかな色合いと美しい輝きが特徴で、多くの人に愛されています。
トルマリンは、多彩なカラーバリエーションを持つ宝石で、代表的なピンクやグリーンをはじめ、様々な色合いを楽しむことができます。
また、10月の誕生石としても広く知られており、特別な思いを込めた贈り物や記念のジュエリーとしても人気があります。
この記事では、トルマリンジュエリーの魅力や特徴を詳しくご紹介するとともに、売却を検討される際のポイントについても解説いたします。
Contents
トルマリンジュエリーの魅力
トルマリンジュエリーは、豊富なカラーバリエーションを楽しめるだけでなく、比較的高い硬度を持つため気軽に普段使いできるのが特徴です。
ここでは、トルマリンジュエリーの魅力について詳しくご紹介いたします。
宝石界随一の種類の豊富さ
トルマリンは、「存在しない色はない」と言われるほど、種類の豊富さで知られる宝石です。
ここでは、代表的な種類とその特徴についてご紹介いたします。
1.パライバ・トルマリン
パライバ・トルマリンは、鮮やかなブルーからグリーンのネオンカラーが最大の特徴であり、トルマリンの中でも特別な存在とされています。
主な産地はブラジルのパライバ州をはじめ、モザンビークやナイジェリアなどですが、現在ではほとんど産出されていません。
パライバ・トルマリンは、その美しさと希少性から、最も高額な宝石の1つとして高く評価されています。
2.ピンク・トルマリン
ピンク・トルマリンは、透明感のある優しいピンクカラーが特徴で、特に女性から高い人気を誇る宝石です。
小粒の石は、ファッションジュエリーとして広く親しまれていますが、1カラットを超える大粒の石は希少性が高く、高額で取引されるため、高級ジュエリーに使用されることが多いのが特徴です。
3.ルベライト
ルベライトは、濃い赤色が特徴のトルマリンで、ルビーに似た鮮やかな色合いが特徴です。
この色は、マンガンの含有量が多い場合に発現しますが、その発現率は低いため、ルベライトは希少価値の高い宝石とされています。
また、赤色が濃くなるほど内包物(インクルージョン)が多くなる傾向があり、透明度が高いルベライトは希少なため、特に高額で取引されています。
4.グリーン・トルマリン
深い緑色が特徴のグリーン・トルマリンは、「ベルデライト」とも呼ばれています。
その魅力は、深い緑色だけでなく、ミントグリーン、ライムグリーン、グラスグリーン(若草色)といった多彩な色調にあります。
特に、クロムやバナジウムが含まれることで鮮やかな緑色を持つ「クロム・トルマリン」は、コレクターの間で高い人気を誇り、高い評価を受けています。
5.ブルー・トルマリン
ブルー・トルマリンは、鉄やチタンの影響で青く色付いている宝石で、透明感のある淡い青から深いダークブルーまで、幅広い色調を持っています。
また、グリーンとブルーの中間色が見られることもあり、ブルー寄りの色合いを持つものがブルー・トルマリンとして分類されます。
その涼やかで上品な色調は、様々なジュエリーデザインに活用されています。
6.インディゴライト
インディゴライトは、ブルー・トルマリンの中でも藍色が強いものを指し、深みのある青色と透明感が特徴です。
パライバ・トルマリンが登場するまでは、トルマリンの中で最も高い評価を受けていた宝石として知られていました。
しかし、インディゴライトは、現在でも産出量が非常に少なく希少性が高いため、高額で取引されています。
7.カナリー・トルマリン
カナリー・トルマリンは、明るいイエローが特徴で、ネオンのような鮮やかな輝きを持つ宝石です。
その名前は、カナリアの羽の鮮やかな黄色に由来しています。
かつては、多く流通していた時期もありましたが、現在では産出量が減少し、希少価値が高まっています。
8.ブラック・トルマリン
ブラック・トルマリンは、最初に採掘されたドイツのツショルラウ村にちなんで、「ショール」とも呼ばれています。
実は、地球上で採掘されるトルマリンの約95%が黒色をしており、最も一般的なトルマリンの一種です。
ジュエリーとしては、ビーズ状に加工されることが多く、ブレスレットやネックレス、念珠などに広く利用されています。
9.バイカラー・トルマリン
バイカラー・トルマリンは、1つの結晶に2つの色が現れる特徴を持つトルマリンです。
最も一般的な色の組み合わせはグリーンとピンクですが、ブルーとピンク、またはそのほかの色の組み合わせも見られます。
ただし、結晶が成長する過程で負荷がかかるため、内包物(インクルージョン)や内部クラック(ひび割れ)が多い傾向があります。
10.ウォーターメロン・トルマリン
ウォーターメロン・トルマリンは、外側がグリーン、内側がピンクの配色で、スイカを思わせるユニークな見た目が特徴です。
スライスカットされることでその独特の模様が際立ち、美しさが一層引き立ちます。
バイカラー・トルマリンと同様に希少性が高く、特別なデザインのジュエリーとして珍重されています。
気軽に身に着けられる
トルマリンのモース硬度は 7〜7.5と、宝石の中でも比較的硬く、日常的に着用するのに十分な耐久性を備えています。
そのため、指輪をはじめとする様々なジュエリーに広く使用されています。
また、パステル系の優しい色調を持つトルマリンは、普段使いしやすい点も大きな魅力です。
種類によっては、小さなサイズのものが比較的お手頃な価格で手に入るため、気軽に購入しやすいのも人気の理由の1つです。
さらに、異なる色合いのトルマリンを複数揃えることで、季節やファッションに合わせたコーディネートを楽しむことができます。
- おたからや査定員のコメント
「ピンクトルマリン」と「ルベライト」、「ブルートルマリン」と「インディゴライト」の違いについては、明確な統一基準が存在しません。
そのため、販売店によってはブルートルマリンをインディゴライトと称しているケースも少なくないため注意が必要です。
こうした種類のトルマリンを購入する際は、信頼性の高い鑑別機関が発行する鑑別書が付属しているものを選ぶと安心です。
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トルマリンジュエリーがおすすめな有名ブランド4選
トルマリンは、その多彩な色合いと美しさから、様々なブランドで使用されています。
ここでは、特におすすめの4つのブランドをご紹介いたします。
ブルガリ(BVLGARI)
ブルガリは、「色石の魔術師」として知られ、カラーストーンを巧みに取り入れた創造性豊かなジュエリーを生み出しています。
アイコニックな扇型モチーフ「ディーヴァ・ドリーム」では、グリーン・トルマリンが使われており、その生き生きとした輝きで多くの人を魅了します。
また、四弁花をモチーフにした「フィオレヴァー」には、ルベライトがセッティングされており、独特の赤い輝きが華やかさを演出しています。
ティファニー(Tiffany&Co.)
ティファニーは、長年にわたる宝石探求の歴史を持ち、その功績は業界全体に大きな影響を与えてきました。
同社に所属していた著名な宝石鑑定士ジョージ・F・クンツ博士は、宝石学の発展に貢献し、トルマリンの普及にも重要な役割を果たしました。
また、ティファニーでは、「パライバ・トルマリン」という一般的な呼称は使用せず、「キュピリアン・エルバイト・トルマリン」という名称を採用しています(キュピリアンは「銅を含む」という意味)。
この宝石は、ティファニーの「ブルー ブック コレクション」や「ハイジュエリー」ラインで使用されており、鮮やかな青緑のトルマリンが、ダイヤモンドやプラチナと組み合わされることで、ブランドのエレガンスと革新性を象徴するデザインとなっています。
ショーメ(CHAUMET)
フランス・パリ発の伝統的なジュエラーであるショーメは、ハイジュエリーコレクションにトルマリンを取り入れることで、その美しさを際立たせています。
中でも、「シャン・ドゥ・シレーヌ」と名付けられたリングとイヤリングのセットは、8石のパライバ・トルマリンが黒蝶真珠とともに配され、大胆かつ洗練されたデザインが特徴です。
ショーメのデザインコンセプトでは、自然の要素、特に「水」が重要なテーマとされており、トルマリンの持つ透明感と鮮やかな色彩がテーマと見事に調和しています。
ミキモト(MIKIMOTO)
世界的なパールジュエラーとして知られるミキモトのハイジュエリーコレクション「Praise to the Sea」には、トルマリンが効果的に使用されています。
このコレクションでは、大海原を優雅に泳ぐクジラと波間の泡をドラマティックに表現したデザインが印象的です。
メインストーンには、鮮やかな色彩を放つパライバ・トルマリンやグリーン・トルマリンが使用され、ジュエリー全体の存在感を際立たせています。
さらに、サイドストーンにも高品質なパライバ・トルマリンが散りばめられており、デザインに豊かな彩りを加えています。
- おたからや査定員のコメント
有名ブランドが手がけるトルマリンジュエリーは、量産品ではなく、1点ものや少量生産に限られることが一般的です。
そのため、このような希少価値の高い品々の査定には、高度な専門知識と経験が求められるため、適切に評価できる買取店は限られています。
おたからやでは、ブランドジュエリーに精通した査定員が在籍しており、トルマリンジュエリーの価値を正確に見極めることが可能です。
お客様の大切なジュエリーの査定は、ぜひおたからやにお任せください。
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・シトリンジュエリーの魅力・特徴は?高く売るためのポイントも解説
トルマリンジュエリーを高く売るためのポイント
最後に、お手持ちのトルマリンジュエリーを高く売るためのポイントをご紹介いたします。
お手入れしてから査定を受ける
トルマリンは、静電気を帯びやすい性質があるため、ほこりや汚れが付きやすい宝石です。
汚れた状態のままだと見た目の印象が悪くなり、査定額が低く見積もられてしまう可能性があります。
そのため、査定を受ける際は、なるべく綺麗な状態で持ち込むことをおすすめします。
乾いた布で拭くだけでも効果がありますが、温かい石鹸水に浸けてから柔らかいブラシで優しくブラッシングすると、汚れを綺麗に取り除くことができます。
買取相場が高いタイミングを見極める
トルマリンジュエリーの査定額は、トルマリンの価値だけでなく、宝石の台座に使用されている金やプラチナなどの素材全体の評価によって決まります。
そのため、金やプラチナの相場が高くなっているタイミングで売却すると、より高値で売却できる可能性があります。
相場情報は、おたからやの公式サイトでも簡単に確認することができますので、定期的にチェックし、最適なタイミングで査定を受けることをおすすめします。
付属品や鑑別書があれば一緒に提出する
トルマリンは別名が多い宝石であり、鑑別書に「ルベライト」や「インディゴライト」などの名称が記載されている場合は、査定額が上がる可能性があります。
また、パライバ・トルマリンは、産地が評価に影響を与えるため、原産地証明がある場合は大きなプラス要素となります。
そのため、証明書や保証書が手元にある場合は、忘れずに一緒に提出することをおすすめします。
- おたからや査定員のコメント
トルマリンジュエリーの評価は、色や産地によって大きく異なり、その査定方法も非常に複雑です。
おたからやでは、トルマリンに関する専門知識を持つプロの査定員が在籍しており、お手持ちのトルマリンジュエリーを適切に査定いたします。
十分なご説明を行い、ご納得いただける価格をご提示いたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。
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トルマリンの買取なら「おたからや」へ
「おたからや」では、GIA(米国宝石学会)認定のGG(Graduate Gemologist)資格を持つ鑑定士が在籍しており、国際的に通用する専門知識をもとにした正確な査定が可能です。
トルマリンをはじめとする、お客様の大切な宝石やジュエリーを最大限に評価し、ご納得いただける買取価格をご提示いたします。
また、鑑定書や鑑別書がなくても買取が可能なため、どなたでも安心してご相談いただけます。
店頭買取だけでなく、便利な出張買取やWEB査定にも対応しておりますので、お気軽にお問い合わせください。
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